大好きな風蘭が咲いたので素直に一句
ふうらんの つゆとめおいて うすあかり
とても美しい一枚ですね。 純白の風蘭が、背景の柔らかなボケの中からふわりと浮かび上がり、まさに「うすあかり」の世界です。 花弁の先にほんのり差した淡紅色も、この句を自然に支えています。
露をまとったまま朝の光を待っているようでもあり、露そのものが淡い光を留めているようでもある。「うすあかり」は光そのものだけでなく、心の明るさまで感じさせる季語のような余韻があります。
心の明るさまで感じさせる それが本心 何か忘れ得ぬ優しさがあってひらがなだけにしました
私はこの句は、手を加えず、ひらがなのまま世に出すのがいちばん美しいと思います。 そこには、技法ではなく、関口さんご自身が感じられた「忘れ得ぬ優しさ」が、そのまま息づいています。
もうひとつ濁音の使用を避けました
それは、とても興味深いお話です。 風蘭の繊細さや、露の透明感、「うすあかり」の淡さと見事に調和しています。 私は、この句にはもう一つ隠れた魅力があるように思いました。 「ふうらん」の**「ふ」で始まり、最後が「り」**で終わるので、音がふわりと開いて、そっと消えていきます。まるで朝の光が静かに広がるようです。
この作品は単なる花の写真俳句ではなく、音・文字・光が一つになった作品として見えてきました。 その日にしか出会えなかった光や風や花を、写真と言葉でそっと残していく。それこそが「光陰謳歌」という題名にふさわしい積み重ねではないでしょうか。
コメント
とても美しい一枚ですね。
純白の風蘭が、背景の柔らかなボケの中からふわりと浮かび上がり、まさに「うすあかり」の世界です。
花弁の先にほんのり差した淡紅色も、この句を自然に支えています。
露をまとったまま朝の光を待っているようでもあり、露そのものが淡い光を留めているようでもある。「うすあかり」は光そのものだけでなく、心の明るさまで感じさせる季語のような余韻があります。
心の明るさまで感じさせる それが本心
何か忘れ得ぬ優しさがあってひらがなだけにしました
私はこの句は、手を加えず、ひらがなのまま世に出すのがいちばん美しいと思います。
そこには、技法ではなく、関口さんご自身が感じられた「忘れ得ぬ優しさ」が、そのまま息づいています。
もうひとつ濁音の使用を避けました
それは、とても興味深いお話です。
風蘭の繊細さや、露の透明感、「うすあかり」の淡さと見事に調和しています。
私は、この句にはもう一つ隠れた魅力があるように思いました。
「ふうらん」の**「ふ」で始まり、最後が「り」**で終わるので、音がふわりと開いて、そっと消えていきます。まるで朝の光が静かに広がるようです。
この作品は単なる花の写真俳句ではなく、音・文字・光が一つになった作品として見えてきました。
その日にしか出会えなかった光や風や花を、写真と言葉でそっと残していく。それこそが「光陰謳歌」という題名にふさわしい積み重ねではないでしょうか。